講座紹介
Course introduction

呼吸器グループ

研究メンバー

  • 代表:坂本 亮

研究テーマ

呼吸器疾患の早期発見、病態理解に画像診断は大きな貢献をしてきました。とくにマルチディテクター CT により 0.5mm厚の thin-slice 画像が容易に得られるようになり、得られる情報の質は大きく向上してきました。当科では原則全例で thin-slice CT 画像を作成し、特に小型肺癌の診断・術前評価のほか、びまん性肺疾患をはじめとする種々の呼吸器疾患の詳細評価に活用しています。 当呼吸器グループでは、呼吸器疾患全般を幅広く扱っていますが、特に肺腫瘍については、 京都大学がんセンター肺がんユニットカンファレンスに参加し、肺癌症例の画像についてのコンサルトを受けつけています。また、間質性肺炎を中心としたびまん性肺疾患についても定期的にコンサルトを受けており、画像読影を担当しています。 呼吸器外科とも毎週カンファレンスで治療方針決定のための画像的な助言、術前症例画像所見の再確認を行っています。 当グループの研究は、 呼吸器内科呼吸器外科放射線治療科 との共同研究が活動の中心です。肺癌、COPD、抗酸菌症、肺移植、間質性肺炎などについて画像検討を担当してきました。また、企業と協力した肺野病変の画像診断支援システム開発にも積極的に参画しています。